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ミニカーにはまったきっかけ

ミニカーにはまったきっかけはひょんなことでした。

​おそらくここを訪れた皆さんもそんなものだと思います。

コンバイン&消救車_edited.jpg


小学生の頃は沢山ミニカーがありました。
男の子が一度は通る道だと思います。。
そのすべてがトミカだったかどうか定かではありませんが、かなりの数はトミカだったと思います。

もちろん子供ですから大事になんて使ってません。

毎日50円玉を握りしめて買いに行っていたグリコのおまけといっしょにおもちゃ箱に放り込んでいました。
おもちゃを入れる段ボール製のけっこう大きな箱に。

話しは逸れますが、当時グリコは1箱50円で、近所のスーパーで一割引きの45円で売っていました。
だから50円玉を出せば5円のおつりがもらえます。

でもある日…。いつものように50円を出すと、レジのお姉さんの口から衝撃の一言が!                            

「僕、今日から50円では買えないんよ」

「・・・ 。」

 

当時幼稚園か小学1年生くらいの僕にはどういうことか全く分かりません。

呆然としている僕に、でもおそらく真面目なそのお姉さんは更に追い打ちをかけました。

「今日から54円だから、50円では買えないんよ」

 

54円ってなに?45円とどう違うん?
4と5がついてるから、いっしょちゃうん?

 

もうパニックで、微動だにできませんでした。

 

今では分かります。定価が50円から60円にあがったのでしょう。

だから50円の一割引きの45円が60円の一割引きの54円になっていたということが。
 

たかが10円されど10円。でも子供の僕にとってはとてつもなく大きな10円でした。
そして当時の僕はまだ数字の大小なんて理解していません。ましてや子供の夢を打ち砕く大人の事情なんてものも。

 

僕が分かっていたのは、ただこのお金をもっていけば、グリコが買えるということだけ。

そんな僕でも今持っているお金では買えないということだけは分かり、泣きながら帰ったのを今でも鮮明に覚えています。
あの衝撃を超える衝撃は、それ以来あまり経験した記憶はありません。

それくらい当時の僕にとってはトミカのミニカーとグリコのおもちゃは同じくらい大切なものでした。
だってグリコは何が出てくるか分からない楽しさがあったし、当時は結構いいものも入ってましたから。

あ、でも今ではブラインドボックスは正直好きではありません。50円なら許せますが、今は多少お値段が上がっても欲しいものが欲しいのです。

だって例えば1箱800円だったとして、確率が3分の1なのに、これ以外ならどれでもいいというものが出た時のがっかり感といったら…。そして、もう一つ買いたいけど800円出してまた同じのが出たらという恐怖感。ブラインドボックスでない商品は不人気なものばかりが余ってきちゃいますから、売る方としてはそうしたい気持ちは大人の僕は十分分かりますが納得はできませんよね。

話しが逸れてしまいましたが、そのおもちゃ箱は高校生の時まで部屋の真ん中にありました。

ど真ん中でもなく、すみっこでもなく。

でもある日、大学で一人暮らしをしていた僕が家に帰ってくると…。

きれいさっぱりなくなってました。おもちゃ箱ごと。

え?と思いましたが、母親が捨てたのだと直感で分かりました。
「えー。俺に断りもなく」とも思いましたが、もういい大人だった僕は「ま、しゃーないか」とあっさり納得しました。
おそらくこの間は5秒くらいだったでしょう。

でも今でも思います。やっぱりもったいなかったな~。

きっと沢山のお宝が眠っていたに違いないのに、と。
たぶん塗装ははげはげになっていただろうけど、でもやっぱり置いておいてほしかった。貴重なスニーカーも勝手に捨てられてたし。
当時どうしても欲しくて大枚はたいて買ったスニーカー。ほぼ新品だったし、今ではそうとうレアなはずなのに...。

あれ。ミニカーにはまったきっかけまでなかなかたどり着けません。だれか読んでくれてるのだろうか。

学生時代は自転車(MTB)。社会人になってからは車。

特に車はユーノスロードスター(NA8Cシリーズ2)に乗ってからは、すっかりその魅力にハマってしまいました。

当時はR32GT-R、P10プリメーラ、80スープラ、ランティス、AZ-1、ビート、カプチーノ、MX-6、ユーノスコスモ、ミラージュサイボーグ、スポーツシビック、アンフィニRX-7、アルシオーネSVX、4代目プレリュード、S13シルビア、Z32フェアレディZ、CR-Xデルソルetc

あげればきりがないほど乗りたい車が一杯あってしかたがありませんでした。

当時愛車だったロードスターにもロールバーを入れて車高も下げて、いろんなモディファイを施して楽しんでました。

生意気にもサーキットでも走ってみたりして(すぐやめちゃいましたが...)。

あの頃はAZ-1なんて超絶不人気車で、M2仕様でも中古車で30万円台と驚くほど安く売ってました。あまりの安さに本気で買おうと思いましたが、当時まだ20代前半の僕が2台の2人乗りを維持できるはずもなく断念。でもR32GT-Rも当時中古で200万円くらいで手に入れられたから、今となっては惜しいことをしたと思います。あぁ、今のお金を当時持っていれば…

そんなこんなでずっと車は趣味で、でももっぱら実車をいじって遊んでました。

そんなある日。2022年9月のことです。本屋さんをぶらついていると、ある本が目に入りました。

デアゴスティーニの「1/64 日本の名車コレクション」
 

創刊号で「トヨタ2000GT」が790円でした。
2号目からは約2,000円もしますが、790円ならいいかと思い購入。
実に小学生以来のミニカーです。
といってもこれがきっかけではありません。

部屋に1/64のミニカーが”ぽつん”とあるだけで、ちっちゃいな~と思ってました。

トヨタ2000GTは言わずと知れた日本の誇る名車で車好きのあこがれですから手が伸びましたが、そうでなければ買わなかったでしょう。

それから1年ほどでしょうか、今の愛車である「マツダ2代目GHアテンザスポーツワゴン」でなにか面白いものがないかとヤフオクを覗いていた時のこと。


ふとミニカーが目に入ったのです。


「こんなのあったんだ」
 

ヒットした初代(ZOOMZOOM)と3代目(現MAZDA6)に挟まれマイナーな我が2代目アテンザにミニカーがあったとは!
しかもワゴンとセダンの両方があるではないか。これは手に入れなければ!
ほんとは愛車である「白のワゴン」のミニカーがよかったのだが、ワゴンは紺しかない。でもあるだけよしとしよう。ポチっとな。
ん?待てよ。アテンザワゴンのミニカーがあるということは、これまた超絶不人気車のP12プリメーラワゴンのミニカーもあるのではと考えた僕は早速検索。

あるではないか、あるではないか。ただしセダンだけ。

 

「いやセダンだけでも上出来、上出来」。ポチっとな。

2台並べるといい感じ。

 

それからまた半年ほどが経って、2023年の6月のこと。また本屋さんで「アシェットのユーノスロードスター」を発見。

お値段は4,499円。ちょっとお高めでしたが、ここで買わなきゃ次いつ買えるか分からないと思い購入。

 

開けてみた感想は、「でかい」。

 

2000GTが1/64、アテンザとP12プリメーラが1/43。一方ロードスターは1/24。

サイズがバラバラです。

並べてみた感想は、「失敗したかな…」でした。

色んなサイズを並べると、飾るには「1/43」がベストだと。

 

ロードスターは大きさが悪目立ちしてバランスが悪い。ロードスターも1/43にするべきだった…。

さてここで私ことHOTKの愛車遍歴
一台目 : 三菱ミラージュアスティ(MT)(愛車歴1年)

ミニカー所有なし
 

二台目 : ユーノスロードスターNA8Cシリーズ2 (MT)(愛車歴6年)

ミニカー 1/24 アシェット
 

三台目 : 日産 P12プリメーラ(CVT)(愛車歴8年)

ミニカー 1/43 アシェット
 

四台目 : マツダGHアテンザ(MT)(愛車歴現在16年目で継続中。30年は乗るつもり)

ミニカー 1/43 デアゴスティーニ

ミラージュアスティのミニカーは探しましたが、これまた超絶不人気車であることからどうしても見つけることができませんでした。かろうじてミラージュサイボーグのミニカーをハイストーリーから出ていますが、さすがに1万円は出せない。
でもGHアテンザとP12プリメーラのミニカーがあったことだけで奇跡的なのでよしとしましょう。

さて、ようやくここからが本題です。え?やっと?

 

それは2024年のお正月。

家族で滋賀県の湖東に位置する長浜市に家族で旅行に行きました。
お目当ては彦根城と黒壁スクエアと海洋堂ミュージアムとヤンマーミュージアム。
海洋堂ミュージアム完全に僕の趣味でしたが、入ってみればみんな楽しんでくれました。

海洋堂ミュージアムに入場すると一つガチャガチャが出来るのですが、私が選んだのは「RESCUE 119 PART-3 救急救命車両コレクション」

出てきたのは「消救車(救急活動時)」というもの。

さすがは海洋堂。ストレッチャーまで付属していて、小さいににとても精巧にできています。ただガチャガチャのカプセルにいれる必要があるからか、サイズは1/87と小さめ。

そして翌日、ヤンマーミュージアムへ。

 

滋賀に旅行に行くなら、子供が喜びそうな面白そうなところはないかと探したところたまたまネットで見つけた施設。

え~ヤンマー?と家族は半信半疑。でも存外に面白かった。平日でもとても混んでいて、予約なしでは入れないから行くときは必ず予約をしてください。

お正月だったからなのか、入場者は一人一回無料で福引を引けたので娘にひいてもらったところなんと1等を引き当てた!

景品は「トミカのNo28-10 ヤンマーコンバイン YH590」

 

ヤンマーミュージアムならでは(笑)。

 

でも娘が興味をもつはずもなく、「お父さんあげるわ。誕生日プレゼント(笑)」

そう、1月は私の誕生月。思いがけない娘からのプレゼントにお父さんおお喜び!

1等の上に特賞があり、トラクターとかショベルカーとかの方がよかったんだけどなと思いつつ奥を覗くも特賞がなんだったかは分からず。

 

2日間で1つのカプセルトイと1つのミニカーを手に入れた僕は、家に帰ってさっそく飾ってみました。

サイズ的にはトヨタ200GTと同じくらいだったので2000GTとコンバインと消救車を並べてみる。ストレッチャーもあってなんだかいい感じ。


なんだかそこから物語が見えてきた気がしました。


そういえば小学生の時にもらった父親の勤めていたバス会社のバスとマクドナルドのハッピーセットのトラックがかろうじて残ってたな。
え~と。ごそごそ。あったあった。前に娘が捨てようとしていたハッピーセットのトラックを救い出しておいてよかった。

これをこうして、バスをこう置いてと。

 

う~ん。いいね~。町が出来てきたよ。おもしれー。

 

これが1月上旬のことでしたが、そこからは早かった。
気が付くと手元には100台余りのミニカーが集まってました...。
その間わずか1カ月半。

すっかりミニカーの虜。

 

欲しかったあの車やこの車が千円以下で手元に。

 

ただトータルの購入額はいつの間にか7万円弱に…。

目的はコレクションではなく、あくまで飾って、見て楽しむこと。

そして飾ってみて思ったのは、スポーツカーばかりじゃ面白みがないってこと。

これがミニカーが増えた一つの要因でもあります。

普通の車があってこそ、そこに物語が生まれてくる。

なんなら特別な車は1台だけで十分なのだ、と。

 僕がミニカーをコレクションする上でこだわっていきたいこと。

 ①ミニカーを手に取って、飾って楽しみたい

 ②ミニカーを観察して、ミニカーを作っている人たちの「こだわり」を確かめたい

 ③サイズは1/64(スペースや予算が限られてますので)

 ④購入金額は1台1,000円以下(セルフコントロールしてます)

 ⑤無理して買わない(限定品や絶版品は手に入ればラッキー)

さていよいよHOTK’s MiniCar Garegeのはじまりはじまり~

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